■原田さんにとって、飲食業の魅力はどんなところですか?
私は小さい頃から家で料理をしていましたので、まずは「料理が好き」というところが出発点ですね。
料理をしたくて料理の専門学校に入学して、卒業後この世界に入りました。
実際の営業の中では、お客さんの笑顔をダイレクトに見られることが一番の喜びです。常連さんが来てくれればやっぱり嬉しいですし、一人ひとりの方とコミュニケーションを取れることが、本当に日々の楽しみですね。
■これから独立する方へのメッセージがあればお願いします。
「独立したもん勝ち」という気がします。ちょっと乱暴な言い方かもしれませんが、不安な気持ちを抱えたまま仕事をしているくらいなら、一歩を踏み出してみることがまずは良いのではないかと思います。
独立をすると実は、ある意味とても楽になります。なぜかというと、自分のことだけに集中できる環境を手に入れられるからです。
先ほど「余裕を残しながらやる」という話をしましたが、今回の独立も、自分が常に余裕を持って仕事ができるようにするためのものでもありました。
インタビュー後記
終始笑顔でインタビューに答えてくださった原田さんでしたが、その大らかそうなお人柄とともに、シビアに数字を見つめる横顔ものぞかせてくれました。「余裕を持って仕事をする」というのは、どんな場面においても大切なことかもしれないと感じました。