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ベアーズコーポレーション独立十人目は「株式会社UTcompany」の魚住友紀さん。
ふくの鳥大泉学園店の店主になられた、地域愛にあふれる魚住さんにお話を伺いました。

(インタビュー:グレートマウンテン)
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厳しさと緩やかさ

■飲食業を選んだきっかけは何だったのでしょう?

田舎の実家がスーパーをやっていまして、子供の頃から手伝いをして育ちました。品出しをしたりとか、棚の整理をしたり・・。

そして、店の前で焼き鳥を焼いたりもしていました。店先で子供が焼いてるので、近所では評判になったり(笑)。

ですから、食べ物を扱うのが、幼い頃からとても自然なことだったんです。

■では、ずっと飲食ひと筋で・・?

社会人になって最初の仕事は金融業でした。非常に厳しい世界で、ある面ではとても鍛えられました。

入社直後に研修があるんですが、「そこまで厳しくしなくても良いんじゃないか」と思うほど大変で、社会人になるということの自覚をたたき込まれました。研修の途中で半分くらいの人は音を上げていましたね(笑)。

その後、営業に配属されたんですが、社会的地位の高い方々のお金を扱う世界でしたので、アバウトさのような部分が皆無で、毎日が殺伐とした感じでした。

■その頃の経験は現在の飲食業に活かされていますか?

それはすごくありますね。

飲食業って基本的に緩やかというか、アバウトな部分が多くて、言ってみれば、自分のモチベーションでやっていけます。

自由がきく、ともいえますが、逆に言えば、自分の気持ちがダウンしているときにはそれに流されてしまうことも可能です。

金融の世界を知ったことで、そうした飲食業の良い部分・悪い部分を見極めることができますし、どうすれば自分の態度をちょうど良くできるのかというひとつの定規にもなりました。