■ベアーズコーポレーションの独立制度の良いところは何だと思いますか?
新しいことを始めるリスクが小さいところですね。
既存店はそれまでの実績があるために、安定していて冒険がしづらいと思うかもしれませんが、実は変えていくことのリスクは小さいのです。
ひとつの強い基準があるということは、新しいことをやってみてダメだったときに、元に戻れるんです。ここをこう変えたらどうなるかな?という小さなチャレンジもやりやすい。
いちから作る店だった場合、やってみてダメだったら、じゃあ次どうしようと途方に暮れてしまうかも知れません。
■ところで、社名の「ウィンドロー」には、なにか由来があるのでしょうか?
実は学生時代に組んでいたバンドのバンド名なんです。
これにはふたつの意味があって、ひとつは英語で「風によって集められたもの」というものです。もうひとつは「ウィン」と「ドロー」、つまり「負けがない」ということです。
負けがない会社にしたい、という想いが込められています。
■これから独立する方へのメッセージがあればお願いします。
一度ダメでも、諦めずに「絶対やるんだ」という意志を持ち続けてください。想い続けていれば必ず叶いますから、踏ん張って欲しいですね。
ダメだったことにクサるのではなく、自分に足りなかったものは何だったのか、踏みとどまって考えてみてください。もしも、選ばれなかったからと退社してしまったら、新しい環境でまたイチからやり直しです。そこから独立するまで、少なくても3年、4年はかかります。
うまくいかない時でも絶対に何かしらの経験は積めますから、それを糧にして、自分を大きくしていくことが大切だと思います。
インタビュー後記
明るいエネルギーに満ちあふれた横倉さん。持ち前の明るさで、良いチーム・良いお店をこれからも作り続けていくんだろうな、と予感せずにはいられませんでした。